スエルテアルタ農園便り

12月31日の午前2時45分発の飛行機でスペインに出発し、1月3日から5日までスエルテアルタ農園に訪問しました。

スペインは、マドリードでの日の出が8時38分と遅く、レストランではランチで14時から夕食は21時からという国です。

英語を話す人が少なくて、英語で話しかけてもスペイン語で答えてきて、こちらがスペイン語がわからないのに一方的に楽しそうにスペイン語で話して来る人が多くて面白かったです。

英語ができる人が近くにいない時には、iPhoneでGoogle翻訳にかけて表示されたスペイン語を表示して意思疎通しました。

さて、マドリードから特急で約2時間のコルドバ駅から、さらに侯爵の車で1時間走ったバエナ近郊にスエルテアルタ農園はありました。

私自身は写真でしか見たことがなかったところですが、丘陵地の非常に広いところです。

スエルテアルタ農園の様子2

オリーブ以外の農産物価格が下落し、他の農産物を作る農家が無くなり、見渡す限り、オリーブ農園が続く場所でした。

コルドバのバエナにある農園には、約25,000本のオリーブがあり、ダムの水位は訪問時点で47%程度でした。

農園から見えるダム

味わいをさらに複雑にするため、13メートルの間隔をあけてオリーブの木が植わっている間にさらにこれまで植えていなかったアルベキーナ種の若木を植えていました。

植えられている若木

「木と木の間隔をあけないとオリーブの木にストレスにならないのでしょうか?」とお尋ねしたところ、それは、土壌と灌漑システム次第のことなのだそうです。

現在は灌漑システムが完備し、非常に上手くいっていることがわかりました。

また農園にはウサギが多く、若木を食いちぎるため、ハンターが昨年だけで1,000頭ものウサギを捕獲したと聞いて驚きました。

農園には、日本製の「タケウチ」というトラクターがあり、大変性能がよいそうで、侯爵と一緒にタケウチのトラクター前で写真を撮って頂きました。

「タケウチ」トラクターの前で

2日目に訪問したセビリアの農園は土壌が肥沃であるとのことで、確かに土の色が随分違いました。

セビリア農園の土

土がよければより品質の高いオイルが作れると何度も言われました。

灌漑システムにもかなり設備投資をしているそうで、その甲斐あってセビリアには20万本もの若木が植えられているそうです。

植えられる若木

GPS搭載のトラクターでオリーブの若木を半自動で植えていく場面も見ることができました。

半自動で植えていくところ

セビリアは、バエナの農園と異なり平坦で、風が強くて寒いところでした。

最終日は、バエナの農園をもう一度歩きながら、侯爵のお話を伺いました。

雪のように見えるのは・・・

雪のように見えるのは虫が出した絹で、これが地面の草によいそうです。

草は多すぎても全て刈ってもいけないので上手に管理することが大切とのことでした。

衰えた枝を剪定した後に力強く生えた、細いけれども若く力強い幹を見て、オリーブの木の生命力に改めて驚きました。

オリーブの木が無ければ砂漠でしかない彼の地で、
砂漠でしかない土地
どんなに広くても維持管理が不可欠であり、こうした努力が素晴らしい品質のオリーブオイルを生み出している源であることを学んだ3日間でした。

最後に、ピクアル及びクパージュの500mLはガラス瓶メーカーが著しく品質のばらつきのある瓶を納品してきたため、今年輸入するものは500mLの瓶が手当てできなかったそうです。

(今年の秋収穫のロットまでには500mLの瓶を確保できるそうです。)

そのため、当社では250mLしか輸入できませんでした。

価格を調整して頂きましたので、当社でも500mLとしてご注文を頂いた場合には250mL2本で出荷させて頂きます。

スエルテアルタオリーブオイルの新ロットは3月下旬から4月上旬に入荷する見込みです。