スエルテアルタ農園の概要

スペイン南部、アンダルシア州コルドバ、バエナ地区にあり、自家農園のみで栽培したオリーブからエクストラバージン・オリーブオイルを製造しています。スエルテ アルタとは「大いなる幸運」の意味で、14世紀から続くプラド侯爵家による所有・経営の農園です。1986年より、現オーナーのマヌエル侯爵が事業を継承しました。

農園面積は255ヘクタール(77万坪)あります。1924年より、農園の80%のエリアにはピクード種、ピクアル種、オヒブランカ種の3種のオリーブを同一農園内に栽培する伝統農法を続けています。残り20%のエリアではピクアル種のみを植えています。この3種のオリーブを使っているクパージュという製品名のオイルは、摘み取り時点で果実が混合している点で、他のブレンドオイルと大きく異なります。

DO(原産地呼称制度)はEUとスペイン、アンダルシア州コルドバ、バエナ地区の認定を受けています。また、スペインのQvExtraに属しており、その証として製品ボトルの首にはSIQEVE(シーケーヴ)シールがついています。

農園の隣には豊かな水をたたえるダムがあるため、干魃のリスクがないことも魅力の一つです。

有機への取り組み

1996年より有機農法に転換。EU、USDA、JAS(認証機関:コントロールユニオン サーティフィケーションズ)の有機認証を受けています。
化学殺虫剤・除草剤を使わず、雑草・植物は農園が所有する写真の車両を使って物理的に駆除し、大地に戻されます。

エコへの取り組み

太陽光自家発電で工場内の全ての電力を賄い、オリーブ種子のボイラー熱源利用などエコに取り組んでいます。
真夏には40℃を超えるにもかかわらず、ステンレスの断熱壁などの工夫によって工場内はエアコン無しで常時19~24℃に維持されています。

新鮮さのために

FOR FRESHNESS

車両と機械を全て農園が所有しているため繁忙期でも順番待ちして借りる必要がなく、いつでも摘み取りができます。果実採取は、機械と人手による木の振動法で行っています。

傾斜のある場所での摘み取りは熟練した地元民があたります。果実は土による汚染を防ぐため、ナイロンネット上に集められます。「手摘み」は非常に時間がかかり、果実の酸化が進むため行いません。

農園内に工場があるため、最も近い農園の場合には果実摘み取り後最短で20分、最も遠い箇所での摘み取りでも2時間以内に製造が開始できます。写真はマヌエル侯爵と、お仕えして三代目のパコ工場長。

オーナーであるマヌエル侯爵は建築家でもあります。写真は、侯爵自らデザインした美しいステンレスタンクとテイスティングスペース。
このステンレス製のオリーブオイル貯蔵タンクは地下にあり、現地で最も暑い40℃を超える時でもステンレスタンク室は24℃以下に保たれ、タンク内のオイルは14~16℃で管理されています。

スエルテアルタが受賞したAsociación Española de Municipios del Olivo(AEMO)によるベスト工場賞とベスト工場長賞。ベスト工場賞は年間一社、ベスト工場長賞は年間一名のみ受賞が可能なスペインで最も名誉ある賞で、一度受賞すると二度とエントリーできません。無駄の無い設計と機能的な工場は、非常に清潔で一日に二度清掃されています。

スエルテ アルタ紹介動画(日本語字幕版)


本動画の著作権はCORTIJO DE SUERTE ALTAと日本ホールフーズ株式会社に帰属します。本動画の複製・インターネット上での無断配布を禁じます。

動画の目次

0.11 スエルテアルタ農園の沿革
1:00 伝統農法と有機農法について
1:59 農園に隣接する豊かな水をたたえるダム
2:02 木のストレス、古木と若木の植樹間隔の違い
2:16 3種のオリーブ
2:39 果実の摘み取りから運搬まで
3:10 農園内の邸宅
3:29 工場内で使う全電力を賄っている太陽光パネル
3:32 工場での製造場面
3:55 製品ボトルの首にあるSIQEVE(シーケーヴ)シール説明
4:05 タンクが空になるとバエナDO職員によって封印される
4:11 2製品の味わいの違い